ソシャゲは基本無課金で軽くやるハルおじだが、
今回はドラクエの新ジャンルだし思うところが色々あるゲームだったので
感想をまとめておこうと思う。
ドラゴンクエスト けしケシ！
2021年12月1日にサービス開始した、ドラクエのパズルゲーム。
いわゆるツムツム系の外見をしているが基本ルールやゲーム性はだいぶ異なる。
見た目の可愛らしさだけで正直戦えるゲームだとは思う。
本作の特徴
1ワールドに15前後あるステージをひとつひとつクリアしていく形式で
盤面にモンスターが配置されていて、
それと隣接した場所でドラけし（消しゴム）を
縦か横に3つ以上つなげて消す事でダメージを与えて倒していく。
全部倒せばステージクリアとなる。
パネポンのように自由自在に動かせるわけではなく、
一手で消せる所しか動かせない。これが良くも悪くも特徴的で、
狙って考えて連鎖を組むのは相当難しい。
ドラクエらしくHPや攻撃力の概念があり、
一手ごとに敵の頭の上の数字が減っていき、0になると攻撃してくる。
厳しくなったらレベルを上げればやられにくくなったり、
メタルスライムには呪文やブレスは効かないとか
一応ちゃんと“ドラクエ”している。
3つ繋げると消えて隣にダメージを与えるだけだが、
4つで貫通弾のようなしましまドラけしに、
5つ繋げることでドラけし固有の技を繰り出せるスキルドラけしに変化する。
シンプルに範囲攻撃するスキルでもそれぞれ範囲が十字や四角範囲だったり
離れた敵を攻撃できたり、はたまた自分のHPを回復、
ランダムなドラけしを別のドラけしに変身させる、
敵の攻撃ターンを遅らせるなどその効果は様々。
このスキルドラけしを上手く使うのが鍵で、
これなしにクリアは不可能と言って良い。
良い点
・かわいい
これに尽きる。スライムやドラキーを始め
全てのキャラクター、モンスターが可愛らしい消しゴム姿にデフォルメされ
スキル発動時だけかっこよくカットインする。
・連鎖が決まると爽快感は抜群
こういうパズルゲームでは当たり前といえば当たり前だが、
上手く連鎖できた時は次々に消えて気持ちが良い。
気になる点
・敵にダメージを与えない連鎖は何の意味もない
連鎖をするとヒロインの女の子は褒めてくれるし見た目は気持ち良いが、
実はスコアは敵に攻撃した時しか増えず特に意味はない。
もちろん連鎖を組むための準備的に3つ消しをするとかはあるが…
・パズルの皮を被っているが全体的に運ゲー
一手で消せる部分しか動かせないという仕様上、
連鎖を自力で組むのはかなり難しい。
また3つ繋げること自体が不可能なほど狭いスペースに敵が配置されている場合
そこに遠くから届くような広範囲のスキルを使って攻撃する必要があるが、
思った位置に思ったスキルドラけしが作れるかどうかにもかなり運が絡む。
画面の上の方の敵と関係ない位置のドラけしをちまちま消すだけでターンを消費し
ぼこぼこ殴られ続ける場面が非常に多くストレスが溜まる。
盤面の上の方しか動かせないので
いつまでたっても状況が変わらず詰んでいる事も。
敵にダメージを与えたりすることで画面端にあるゲージが溜まり、
満タンになると5つ繋げずともスキルドラけしが盤面に現れるが
どれがどこに来るかは完全にランダムで選べない。（次に何が来るかは見えるが）
既にそのステージで使用可能な回数を使い切ってスカ扱いになっても
そいつばっかり出てくることも多々ある。
ただクリアを目指すだけでも、スコアを伸ばしたくても
良い位置に良いスキルドラけしが来るのを祈る部分が大きく
戦略的な部分はしいて言えばデッキを組む段階で終わっている。
・スキルは色々あれど結局火力ゲー
敵の攻撃ターンを遅らせるなどと言った小細工よりも
範囲と火力に優れたドラけしでごり押しするのが最適解。
例外として、回復スキルは1つは入れておいた方が無難だが
それも時には（運が悪いと）邪魔になりうる。
これまたスコアを伸ばす際も大きなダメージでとどめを刺した方が伸びる
仕様があるため強いスキルで殴るのが一番強い。
・メニュー画面などのUIがめんどくさい
ドラけしのデッキを組んだり、アイテムでドラけしを強化する画面の
UIが微妙にわかりづらく面倒くさい。
この手のゲームによくある“ミッション”の表示も怪しく、
クリアして報酬をもらえる状態のものが一番上に来たり来なかったり、
ミッション内容が語弊を招くような回りくどい言い回しだったりする。
まとめ
まだリリースして間もなくでこれから改善されていくかもしれないが、
少しパズルゲームとしては破綻している気がする。
3つ繋げることさえできない場合「可能なマッチがありません」と表示されて
適当にシャッフルされたりする時点でプレイヤーが介入する余地の少なさを感じる。
ハルおじはこれからに期待しつつ
強そうなドラポン（ガチャ）が出るまで無償石を貯めておく。
